次の日の朝、生徒会室から校門
を見ていたんだ。

早めに登校したからって仕事が
手に着くはずないのに。

それでも、ひとりで部屋にいる
よりマシだって思った。

校門にあいつの姿を見つけた。

俺は窓際で、腕を組みながら
あいつを見ていた。

あいつが大きく手を振った。

心和が現れたんだ。


ふたりして校舎に消えていく。

俺は、後悔と絶望をさまよってる
気分だったよ。