俺は、何もなかったように
いつものように心和を連れて
登校した。

門の前で、カンナが待っている。

俺の覚悟はまだ言えない。

全ての事を片づけてからだ。

俺は、学園で勉強してる場合
じゃないんだよ。

もっと大切な事があるんだ。

だけど、目の前でほほ笑むカンナ
と校舎へと向かう。

いつもと変わらないように。