「あいつら、来てんだよ。」
「えっ。」
「だから、あいつらここにい
るの!!」
「えー!!!!」
「だろう。本当信じられない
よな。」
「うん。うん。」
わたしは、ひたすらうなづいた。
留衣~!!!!!
「メール見る?」
「あっいい。歩きながらムリ
だから。何て届いたの?」
「楽しんでるか? 俺たちも
園内にいるよ。もし合流するなら
今メリーゴーランドそばで、休憩
してるよ~。連絡してこいみた
いな。」
「そんな。」
「そうだろう。何が来れないだ。
合流したら、絞めてやる!!」
って叫んでたかと思うと
急に立ち止まる。
「桜井君?」
「光田、ごめん。俺カ―って
なって勝手に合流するとか、決
めちゃって。光田も合流して
も大丈夫? 今さらだけど・・・。」
本当、今さらだよ。
だって、目の前で留衣手振ってるし。
「聞くの遅くない?」
「ごめん。」
こんな時間も楽しいって思えた。
忘れてたよ。
留衣達に感謝だね。



