LOVE ♥LOVE♥LOVE   俺様幼なじみが旦那さま!?

 
日曜の遊園地はすごい人ごみで。

 「手離すなよ。」

 「うっうん。」

つい頷いてしまう。

ふたりで過ごす時間が、こんなに
楽しいなんて思ってなかった。

久々、心が晴れていく。

そんな気持ち。

 「今度あれ乗ろう。」
桜井君が指さす先は、絶叫コ
ースター。

 「ムリ。絶対ムリ。」
わたしは、首を左右に振ったんだ。

 「そっか。そんなに嫌がるなら
次何乗りたい?光田に任せるよ。」

 「絶叫系じゃなければ。」

彼方ならわかってくれてる。
わたしが何が苦手で何を喜ぶか。

だから、こんな風にあれしたい。
これはムリ。
っていちいち言う事なかったね。