カンナに子ども。 俺には、見覚えがあった。 俺は、最低な事に、心和に出来 ない事を、心和の事を想いながら カンナにぶつけてた。 カンナを抱くたびに罪悪感が俺 を襲ったんだ。 カンナにも心和にも。 その報いが今俺に。 俺はどうしたらいいんだ。 やっと手に入れた、心和を 幸せを守る事は出来ないのだろ うか。 俺は、何も望まない。 心和がそばにいてくれるなら。 たった、それだけの願いも 叶わないっていうのかよ。