結局、お義父さんの計らいで その夜は、職員寮を用意して もらったんだ。 あんなに嫌だった、パパが学園 の教員って事に甘えて。 でも、だからって落ち着ける訳 がない。 わたしの目を見ない彼方も、 わたしの存在を否定する彼方も 初めてだったから。 これが、幼なじみじゃないって 現実。 一歩踏み出したわたし達の現実。