LOVE ♥LOVE♥LOVE   俺様幼なじみが旦那さま!?


わたしに気付くなり副会長が、
不快な笑みを浮かべる。

 「あら、心和ちゃん。彼方
の事待ってたの?
ごめんなさいね。わたし達、
より戻すことになったの。
でねぇ、お願いがあるの。」

わたしは、無言のままくちびる
を噛みしめた。


 「彼方の前から消えてよ!!」

最終警告のつもり?

わたしは、彼方を睨みつけた。

いつも、どんな時も真っすぐわたし
を見ていてくれる彼方はそこには
いなくて。

初めてだってんだ。

彼方がわたしから、視線をそらすな
んて。


何も言ってくれないの?

わたし、彼方の奥さんだよね。


わたしは、胸のペンダントを握りし
めたんだ。