LOVE ♥LOVE♥LOVE   俺様幼なじみが旦那さま!?


 「結城君おはよう。
行きましょう。」

副会長が、彼方の手を引っ張った。

まるで、わたしから彼方を奪い
取るように。

今までとは違う敵意丸出しの
態度にわたしは何もできなかった。


彼方が行ってしまう。


わたしを一度も振り返らずに、
副会長と消えていったんだ。


わたしは、ただただ、その場に
立っているので精いっぱいだった
んだ。