「俺もずっと、心和が好き だった。小さいころからずっ と。やっと言えたよ。」 「彼方・・・。」 わたし達はずっと両思いだった んだね。 それなのに、臆病になって、 ちゃんと伝えられなかった。 ずーっと遠回りしてたんだね。 幼なじみって近くて、ものすご く彼方が遠かったんだ。 でも、今はこんなにそばに いてくれる。 手を伸ばせば、彼方に触れられる。 わたし、本当に幸せだよ。