「生徒会長!!」 彼方が振りかえる。 わたしは、体が凍りつく。 何言い出すの? 「何かな?」 穏やかな口調で口を開く彼方。 「俺、1年の桜井幸一と いいます。」 「あぁ知ってるよ。学年1の 秀才の顔はね。」 「なら、話しは早いです。 俺昨日、光田さんに告白しました。 遠まわしに断られましたが俺はあ きらめません。」 何言ってるの? ふざけないでよ。