「なんか岡本ってやっぱり印象とちがうな~」


「それ初めて話したときも言ってた気がする」



「しょうがないよ。もっと無口でクールかと思ってたけど案外お笑い好きだったりするし」




「お笑い好きで悪かったわね。しかも無口じゃないしクールでもない。人見知り激しくてなかなか打ち解けられないからそう思われても仕方ないよ」




「や、悪くないけど!でもちゃんと話せる岡本のほうが俺は好きだな~お笑い好きだとか意外でおもしろいし!」



「そっか。ってなんでそんなに顔赤いの?」



あたしの前に座ってる人は頭に手を添えて耳まで真っ赤にしてる。


赤くなる意味が理解できない。


「あー…うん気にしないで」



気にしないでと言われてこんな真っ赤な顔した人を気にしないのには無理があったけど、とりあえず気にしないように頑張った。



瀬川くんと話すのは楽しくてなんでか落ち着いて飾らずにいれるからいい。


ついつい話が盛り上がって3時間くらいずっと話してた。


どうやらあたしたちは気が合うみたいだ。



なんだか男兄妹みたい。



あたしはお姉ちゃんしかいないけどきっとお兄ちゃんってこんな感じなんだろうな。