女王様はメイド様?!②

もとはといえば俺が悪い。



勝手に変な条件つけてあいつを扱き使ったり、ちょっとのことくらい許せばいいのに変なプライドが邪魔して、うまくいかない現実にイラついて突き放すようなこと言った。


あいつだけが悪いわけじゃない。


もちろん、俺だけが悪いわけでもない。


あいつが…俺を見ないから…


俺以外をみるから…


俺だけを見てくれたら俺だってこんなに心かき乱されたりしねぇ。


それでもまた変な意地とプライドで素直に謝れない。



「友達になれない…かな?」


「あぁ…」



友達、か。



俺が望んだことはこんな関係?



だけど、目も合わさず、口もきかない他人よりは友達のほうがマシだ。