女王様はメイド様?!②

自分でも恐いくらいあいつに溺れてる。


青で埋め尽くされた視界に小さな黒い点が紛れ込んできた。


そこで考え事を中断してその点に神経を集中させた。


あれはなんだ?


その点はどんどん小さくなって海と同化してさらに小さくなっていく。


気づけばその点は海に飲み込まれて消えていた。



「……!」


アレ人じゃねーか!

ほんの一瞬、黒い点が光の反射で人の形にみえた。


人が黒い点にみえるなんて俺どんだけ視力悪いんだよ。


点だと思っていたものが人だとわかり気づけば缶を投げ捨て走り出していた。


じゃぶじゃぶと勢いよく水をかきわけて海に沈んだ人をさがす。


いたっ!って…お前…


海の中に沈んでいた奴をみて一瞬驚いたがそれどころではなく、すぐに救出した。