「そろそろ昼休いーぞ」


「了解です」


一番忙しい時間をなんとか乗り越えてやっと昼休憩。


もう昼の2時。

いつもより人が多くて休憩の時間が1時間遅くなった。


プシュッ


バックヤードで炭酸を一気飲みする。

シュワシュワと口内で弾ける炭酸が疲れた体に心地よい刺激を与える。

なんか小さな幸せ。

缶ジュース片手にキラキラ太陽に照らされた海を見ていた。


なにもかも忘れ去ってくれるような広い青。


なんて穏やかなんだろう。


ガラにもなく無意識に感傷的になってしまう。