「あんたいつまでそうしてるつもり?」


「…さあ…」


「さあって…翔くんのところいかなくていいの?」


「別に…メ、バイト終わったし」


「え?そーなの」



メイドって一瞬いいかけて口を噤んだ。


メイドなんていったらどうせまた厄介なことになるに決まってる。


「な~んだ。翔くん電話でずっと由凛がお世話するにたいにいってたからさ~」


「ふぅーん…」


だからなんだって言うの?


あたしたちの関係は終わったんだよ?


初めて出逢ったその日からまた新しくスタートするんだ。


過去のことなんてもう関係ない。


あるとすれば、まだあたしの心が翔を忘れられずにいるくらい。


「あっ!そういえば言うの忘れてたけど、今日唯ちゃんくるわよ?」



「へぇ…」


あああ唯か…最近会ってないな…


どうしてるんだろう…


「ってえ?!」


「ん?」



「ん?じゃない!なんで唯が来るの?」



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