「お願い!もう1回だけ!」


「うぜぇー…」


本当に嫌そうに頬を引き攣らせて舌打ちをしている。


そんなことで今のあたしは聞くことをやめたりしない。


もう1度翔の口から聞きたい。


愛しい君の声で…。



しばらくじーっと無言で見つめていたらさすがの翔も降参した。




「好きだ」



愛しい言葉を合図に。