「いえーーーーーーーい!!海だあ!!」



「あっつー…」



あれから2日間はあっという間に過ぎていき、半強制的に約束された海へ来ている。


「なんか夏!ってかんじだね!」


「ですね~人もたくさんいますし、なんか屋台とかもいっぱいありますね」


「みんな暇人…」


「俺、今年初海♪可愛い子いないかな~」


「ナンパとかやめろよな?恥ずかしいだろ?」


「わっかんね~気分による♪」


「気分って…」



青空にギラギラ輝く太陽。


太陽の光を浴びて青い海はよりいっそうキラキラと輝いている。


砂浜で駆け回る子供たち。


きゃっきゃっとはしゃぐ声やバシャバシャと水を掛け合う音。


ザーアっと押し寄せた、引いたりしている波。


海の家から流れてくる夏らしい爽やかな音楽。


聴覚から夏を感じる。