絢子はにっこり
笑う



「ゆう、今からなに?」



「数学だよ~・・・」



数学は苦手
しかも一時間目なんて
この日は嫌いだ




「んじゃさぼろっ。ゆうに話したいことあるし」



「えっ?だめだよ~」



「きまり。よし保健室行こ」



絢子はドアの近くにいた
男子に声をかけ
あたしの腕を引っ張っていった





「・・・絢子?今月はもうさぼっちゃ単位やばいんじゃ・・・・・?」




「大丈夫大丈夫」





髪をふわふわさせながら
力強く絢子は歩いて行く