どうやら、早瀬さんとゆかりが付き合っていた事は事実らしい。


帰りの車の中、いつもなら、沢山おしゃべりしてるはずなのに、今日は2人共無言だった。


「ホテルに着いたらどこか飲みにでも行こうか…」

ポツリと早瀬さんが言った。


「あの…今日は部屋でのんびりしたいです。」


「わかった。」

しばらく、沈黙が続いた。

「綾…
ごめんね…。
傷付けちゃったね
確かに綾がこの会社に入るまで、石田と…」


「まだ…続いてるんですか?私と平行してるんですか?」