山本さんと結婚した事や


子供達のこと


もう直ぐ、引っ越すこと店のことも全部話した。


「そっかぁ、頑張ってるんだね。じゃあもう、電話もしないね」


「そんな、悟史さんは別としてもお姉さんとはこれからもつながっていたいです」


「ありがとう…。本当に、悟史がもっとしっかりしてれば」


「悟史さんは今は?」

「中野の新聞屋さんで住み込みで働いてるよ」


「そうですか」


「悟史に言いたい事沢山あるんじゃない?」


「そんな、悪いのは全部私だから…
私が、もっと我慢すれば良かったのに…」


「そんな事ないよ。綾さんは頑張ったよ悟史の番号教えておくね」


「でも…」


「春陽ちゃんは悟史の子供なわけだし、何かあったら直ぐ連絡してやって」


「わかりました」


悟史さんの番号をメモに書き電話を切った。


悟史さんに直ぐ電話することはしなかった。


とりあえず、スーパーに行き


お米や野菜やインスタント類などを買い込んで


お姉さんと一緒に暮らしているお母さんに送った。


そんな救援物資を毎月必ず送るようにした。