「いいんじゃない?」

「私、山本さんと付き合ってるって思っていいんですか?」


「…付き合ってるんでしょ?」


嬉しかった


「じゃあ、次のお休みに山本さんの家にお泊まり行きます(笑)昨日お泊まり出来なかったし」


「クス(笑)いいけど…じゃあ、駅に6時半ね」


「はい!」


ちょうど会社が閉鎖になり、仕事をしていなかったし


春陽が実家にお泊まりに行く約束をしていたので


その日を利用して山本さんの家に行く事にした。


電話を切って直ぐにちょっとした事件が起きた。


帰ってた雄一郎が


また、やって来た。

「どうしたの?」


「いや…どうしても綾の事許してくれないから出てきた」


「ちょっと…勝手に先に進めないでよ」


「ごめんね。でも、そしたら、綾の所に行くって効かないからさ」


「えー!?困る!春陽だって寝てるんだから」


言ってる矢先に雄一郎の携帯に電話がかかって来た。


お母さんからだ…


しばらく、電話越しに言い合っていて、なんだか、イライラして来た。


携帯を奪い取り、反撃した。