風邪を引いて会社を3日も休んだ


「明日は行かなきゃ」

プルプル…


会社の友達から携帯に電話がきた


「はいよ」


「どぉ?具合は」


「う~ん。明日辺りは行けそうかな」


「来ちゃダメ」


「何で?」


「今、話せないけど…綾のパソコンとか貴重品は机の周りにあるだけ?」


「たぶん…」


「わかった!今日持って行くから」


「うん…ありがとう」

「じゃあね」


「じゃあね」


何だろう…


なんだか、嫌な予感がする…


夕方になってさっきの友達が


私の私物を大切そうに運んで来てくれた

「さっきはごめんね」

「いいけど。なにがあったの?」


「会社…今日潰れた」

「やっぱり…」


はぁ…


「明日になるともう…会社から持ち出しできないからさ」


「ありがとうね」


「いいよ、それよりどうしようか」


「まだ、社長からは何も説明ないんでしょ?」


「取りあえずね」


「じゃあ、明日も普通に行くしかないよ」


「そっか…」