チャンスかも!

酔った勢いで佑一に甘えてみた。

「おいおい大丈夫か?少し休んだほうがいいぞ」

「う~ん でも…もう少し一緒に居たいの」

「どーしちゃったんですかぁ?綾ちゃん」(笑)

「本当なんだって()今まであった色んな事知ってて理解してくれるの佑ちゃんだけなんだよ!」

そう佑一にいつも沢山の話しを聞いてもらってた。

だから実は17才だって事も

早く家を出て別に暮らしたい事も…

家族よりも良く知ってた。

「まったく、この不良娘、しょ-がないから缶コーヒーおごってやるか」(笑み)

自販機に小銭を入れながら思い出したように

「綾ちゃんはコーヒー飲めないんだったよね、ココアでいい?」

久し振りの感動

「凄い!佑ちゃん私の事、本当良くわかってるよね。」

「じゃあ、今度は、俺の事も知る?」(照れ)

・・・うん・・・

そう言いながら自販機のボタンを押そうとしている腕の脇の隙間から体をくぐらせて、抱きついた。