「今日は本当にごめんね」


「いやあ…ビックリしたね…。」


「窓ガラスマジで割られるかと思った。」


「俺も…」


「鈴ノ木君…」


「はい?」


「ありがとう…」


「気にすんな(笑)」


そんな事があってから直ぐ


石井さんはマンションの契約を解除した

「そういう事だから、今月中に出て行け」


一先ず、ママの知り合いに頼んで


今にも崩れ落ちそうなアパートに引っ越しをさせてもらう事にした。


引っ越し先は当然石井さんには言わないまま


引っ越しの時に


石井さんは


「俺の荷物だけ残して置いてくれ、後で取りに行くから」


全部


捨ててやった。



家具は必要なものだけ私が使い


石井さんの洋服も


家具も


日用品も


大事そうな書類も全部


あちこちのゴミ収集所に分担して捨てて来た。


当然、何日かして


携帯が鳴った


でも、無視した


しばらくは無視し続けた。


鈴ノ木君やその友達が引っ越しを手伝ってくれ


お礼にお店でお疲れさん会をした