少女はあたりを見回したが、ろうそくの薄暗い風景しか広がっていない。


『・・・・・・・・・・・』


少女は何も言わず、近くの部屋に吸い込まれるように入っていった。


部屋の中は床一面に人形の山があった。


薄気味が悪くっていかにも動き出しそうな人形ばかりだった。


普通の人間ならばすぐさま部屋を出でいるだろう。


少女もその部屋を立ち去ろうとした。


しかし・・・