少女の後を歩いてどの位時間がたっただろう。


相変わらず雪は静かに降り続いている…


ふと、女の子が立ち止まった。


「ここだよ」


少女がゆっくりと家を見た。


その家はおもちゃのお城みたいな家で不気味な空気が周りに漂っていた。


「さぁお遊びしよ?」


女の子の言葉に少女は頷き、ゆっくり家の中に入って行った…


中はよくホラーで出るような薄暗い所だった。


血痕が残ってても不思議ではない。
上を見るとシャンデリアがほこりをかぶっていた。


「こっちだよ?」


立ち止まっている少女に女の子が話しかけた。
女の子は大きい階段を上ると正面の部屋へとはいっていった。


『あっ待って!!』


少女は叫んだが、女の子の耳には届かず女の子は闇へと消えていった。