「あ!?
おいっ!?大丈………」


言いかけて止めた
慌てて抱き抱えた
こいつに目をやる


心配して損した



「ったくよ…
寝るなら言えよ…」



太陽が木の葉の
隙間から光りを注ぐ



この光さえも
こいつを苦しめてる



顔にも口にも
出さないけど



だから傍にいて
見ててやらなきゃ
ならねーんだな…



穏やかな寝顔


あの時とは全然違う




「気持ち良さそうだな…」