花嫁の証


「遅かったじゃないか!
道に迷ったかい?」


和人さんが心配そうに
あたしの頭を撫でる



ビクッ


触られた事に体が震える


あたしに触らないで…
でないと…




「気分でも悪いの?」


久栄さんが不安げに
あたしの顔を覗き込む




「今日早退したろ
なんで帰りが遅い…」



空夜君が柱に
もたれながら
あたしに尋ねる





「なんで知って…」



「聞いた…
お前の学校の奴に」


空夜君はあたしを
静かに見つめる




まるで何かを
探るように………