「……ゃん…結衣花
ちゃん!」



ハッとして顔を上げると
久栄さんが心配そうに
あたしを見ていた




「あ…あはははは……
すみません寝ぼけてて…」


起きてるけど
寝起きめちゃくちゃいいけど
心配かけられない



考え事してたなんて
言えないよ




「それならいいんだけど…」


久栄さんは優しく笑い
紅茶を入れてくれた