花嫁の証


『…結……衣花…』

アベルは苦しそうに
あたしの名前を呼ぶ


『帰って来てくれたのか?』


アベルの言葉に
あたしは頷く




「なっ!?何言って…」

咲はあたしを
驚いた顔をして言葉を止める


「お前本気か?」


空夜君は少し
怒ったような表情で
あたしを見る




『信じていた…
私達の繋がりは
まだあるのだな…』



アベルはあたしに
しがみつくように
縋り付く