花嫁の証


「いえ…あ…向こうから
走ってくる彼を
乗せて下さい…
それじゃっ…」


それだけ伝えて
走り去った



咲矢が来ちゃうから
もうこれ以上は…



「あ!君は何処へ?」


お医者さんの問い掛け
にも答えず走った




あたしが行くべき場所へ