空夜君の背中が
遠くなる
嫌だ…離れたく無い…
なんでだろう…
あんな事言われても
こんなに空夜君が…
空夜君が……なに?
何てあたしは
言おうとしたんだろう
「咲矢……空夜君…
大丈夫だよね…?
あたしのせいで…
死んだりっ…うぅっ…
しなっ…いよね……?」
涙が邪魔して
言葉にならない
「大丈夫だ…
あいつがエクソシストって
いうやつなら
負けねーよ……
強いしな!」
そう言った咲矢が
優しく笑った
そうだ…
空夜君は強い…
だから大丈夫…
大丈夫だよね?
あたしは見えなく
なるまで空夜君の
背中を見つめた
.