水白ボールで始まった第四クォーター。


秋哉はすぐに波留都にボールを預ける。


みんなハラハラした様子で波留都と見守る。


そして、波留都の本気が間近でみれるという、ワクワク感でいっぱいだ。



波留都は一瞬笑い、一気にゴールに向かって走り出す。



その速さは今まで見たことのないものだった。



水白のメンバーですら始めてみる波留都の本気。




ましてや、杜高波留都のプレーを間近で見ること自体がはじめて。




そんな人たちに波留都と止めることなど不可能だった。