幼なじみは俺様彼氏

◎楓




それからの奏汰は忙しい。




でも、奏汰ん家泊まることが多くなったあたしは夜になると会える。





「海クーン…。遊んで？」

「またかよ!!どのゲームしても楓に負かるからやだ!!」

「海クンが弱いんだよ？」




この家にも馴染みまくり。




海クンと毎日ゲームして遊んでる。





「紗和は俺とは遊んでくれなかった。」

「そうなの？弱いからじゃない？」

「うるせぇ!!」

「素直じゃないなぁ。娘みたいな楓と遊べて嬉しいんでしょ？」





海クン…!!




これからも遊んであげるよ!!




でも実際、ほんとの親より一緒にいる。





「結城と愛子から電話はあるのか？」

「あるけど…いっつも留守電。あたしがかけたときは出ないくせに向こうは好きなときにかけてくるの。」

「そっか。」





海クンも香保里チャンも、あんまり深くは聞いてこない。





優しくて大好き。





「あ、これ俺得意!!」

「じゃぁそれでいいよ!!」




結果あたしの圧勝。