幼なじみは俺様彼氏

ってか今、はぁ!?って言ってしまった…。




…誰も聞いてなかったみたい。





「紗和、彼氏なんか使って…。ごめんね、郁。」

「いや?」





郁のほうが表の俺に慣れてんじゃねぇか…。





「とりあえず、俺じゃなくて親に言えって言っといてもらえるかな。」

「わかった。じゃあ。」





今の俺は紗和なんかに構ってるヒマねぇ!





「お前、紗和ちゃんのこと無関心?」

「そんなことないよ?大事な妹だし。」





アイツは俺に似てしっかり者だから心配する意味がない。





「奏汰ん家なら家族全員芸能界イケそうだけどな!!」

「まさか。」





まぁ、顔だけはいい家族だから。






「楓もイケそうだし。なに、お前って美形にしか縁がないの?」

「ひがむなよ。」

「小さい声で言われるとムカつき倍増。」






正直、楓にはあんまりモデルとかやってほしくない。




見られたくない。





俺、楓溺愛してます。






「明日から仕事だ!」

「今日ないの?」

「ある。」





洸輔はヒマだろうけどな!!