「楓。」

「ん?…わっ!」





洗い物をしてる楓を後ろから抱きしめた。





「奏!?どうしたの!?」

「俺、楓が足りない〜…。」





楓は赤くなる。




かわいい反応すんなよー…。





「と、とりあえず離れて?洗い物出来ない。」

「一緒に洗う?」

「いいから、座ってて…。」





楓に追い払われて俺はリビング。




数分後。





「奏汰?終わったよ。」

「ん。今日泊まるだろ?」

「へ!?」

「明日夜から仕事だから、朝は一緒に学校行こ?」

「うん!!」





またすぐそういう顔する…。





「部屋行く?」

「まずお風呂入る。」





なんか知らないうちに我が家に楓の物が増えた。




何故?





「一緒に入る?」

「なっ!?入んないよ!!」




香保里と親父はたまに入ってるけどな?




楓が風呂からあがると、次は俺が入る。




風呂からあがると、楓が俺を見てる。





なんだ?





「楓?」

「へ!?あ!!何でもない!!」




何も言ってないんですけど…。