幼なじみは俺様彼氏

◎奏汰




ホントに楓はバカみたいに素直。





猫飼ったとか、そんなことはホントならいつでもいい話。




俺のワガママなのに。





俺が不安を消したいだけなのに。




楓が心変わりするんじゃないかって不安を。





なのに、ホントカワイイ奴。






「カエちゃん、俺のこと好き?」

「はぁ!?なにいきなり!!ムリ!!恥ずかしい!!」

「ダメ…?」





俺は人気モデル、『奏汰』だよ?





カワイイ顔ぐらい余裕でつくれる。





「うぅっ…!」





やっぱり効いてる♪





「楓?」

「もうヤダ!!奏汰まぢキライ!!」

「そうなの?」

「…違う、好き…。」





うわ…。




やんなきゃ良かった。





カエちゃん…




今のはモデルになれちゃうよ?





「俺も♪」

「二度と言わないし!!」





俺ヤバイな。





楓がかわいすぎてキャラ崩壊。






「奏汰ー!!楓ー!!メシだよ!!」

「わかった。」





母親が大きい声でメシとか言ってんなよ。





「楓、行くぞ。」

「うん!!」