幼なじみは俺様彼氏

「なぁ、1匹って?」

「奏汰知らなかったっけ!?あたし猫飼い始めたんだよ。」





奏汰に言ってなかった?




言ってないかも…。





「猫ねー…。名前は?」

「ユウ!かわいんだよ♪」
「いつから?」

「一週間前だよ?」

「もう俺と付き合ってね?」

「うん?あ…。」






言わなきゃだったかんじ?




怒るかな…?





「別にいいけどさ…。」

「へ?」

「小さい事でもさ、会話になるじゃん?仕事とか気にしなくてもいいからメールくらいしろよ。」





そういえば…。




付き合ってからのメールってあたしから送ったことないかも…。





気にしなくていいって言われたって気になるし。





でも、奏汰もそうやって考えてくれてるんだ…。




また好きになったよ?






「ん…ごめんね、奏汰。」

「解ればよし♪」






そういってあたしの頭をグシャグシャ撫でた。





奏汰の手…好き。





安心感があるんだ。





奏汰ん家きて良かったな…。