幼なじみは俺様彼氏

ってか、あたしそのまんまの体勢で奏汰離してくんないし。




恥ずかしいよ…?





「あ…海クン、久しぶり?」

「なんで疑問型だよ!久しぶりだな!奏汰で大丈夫か?あははー!」





いやいや、笑ってますけど息子と彼女のこの体勢、もはや無視!?






「奏…海クンいる。」

「関係ねぇよ!」

「もうー…。」





でも、相変わらず奏汰と海クンって似てる。





美形一家だし。




海クンと香保里チャンまだ30代?だよね?





羨ましー。





「楓、今日結城と愛子は?」

「あ…。」





結城と愛子っていうのは、あたしの両親。




2人で仕事してて海外とか行ってるから、あたしは小さい頃から1人が多い。





あの広い家で普通に3年とか1人でいる。





帰ってきてもすぐ行っちゃうし。





「えと…今は………コロンビア…だったかな?」

「そーなんだ〜…じゃなくて!!今日1人か聞いてんだっつの!!」

「え!?あぁ…1人と1匹?」

「はは!じゃ、夕飯食ってけよー。」




そういって海クンは部屋から出ていった。




ありがと、海クン…。