幼なじみは俺様彼氏

「奏汰ー…。ワガママ言っていい?」

「なに。」

「…キス、して…。」





どうかしてる。





自分から言うなんて、あたしどうかしてるよ…。





でも、なんか…




今日はずっと奏汰と触れあってたくて。





後ろから抱き締められるだけじゃなんか足りなくて。





「ワガママ聞いてやるよ…。」

「…ん…。」





舌とか入ってくるし。




超長いけど、幸せで。





「奏クン…好き。」

「まぢどうした?でも…こんな楓も良いな♪」





良くないよ…。





それから後ろから抱き締められる体勢のまま、奏汰と話をしてた。






「奏汰!!彼女でき…ぅお!?楓か!?ってか、その体勢!!」




勢いよく、テンション高い奏汰のお父さんが入ってきた。





この家、心臓に悪いよ…。





「ざけんな、クソジジィ!!部屋に来んなって言われなかったのかよ!?」

「香保里と紗和がおもしろいから見てこいって。」

「はぁ!?」




うん、まぁそんな気はしてたよ…。