幼なじみは俺様彼氏

俺は親父を人が来ない路地裏に連れ出した。





「外での撮影はやっぱちょっと寒いな…。」

「つか何でいんの?」

「ありがたく思えよ。あのUMI様が来てやったんだから。」






わざわざしごきに来たのかよ!!




確かにいい写真になるけど…。





「社長からも頼まれちゃったし♪」

「社長!!」




あの人はホントに…!!




わざわざ親父よこさなくても…。





「まぁいい…。よろしく、先輩?」

「嫌な後輩〜。」






結局そのまま撮影スタート。





でも鬼親父は…。





「おい!!バカにしてんのか?そんなのしか出来ねぇの!?」

「すいません…。もう1回お願いします…。」





初っぱなから厳しい厳しい…。




親父がこの時ばかりは猫かぶり忘れるのは、それだけ真剣だってこと。




クソ!!




ムカつくから、親父が文句言えないくらいいいやつ撮ってやる。






「…今の良かった。最初からそうやってくれないかな〜。」

「あはは…。」





素直に褒めろっつーの!!