◎奏汰




「よし、行くぞ、楓!!」

「うん!!行ってきます!!」





今日はいよいよ、勝負の日。




たぶん、夢は本気でやろうとしないと思う。




でも…俺には不可能なんてない!!






「なんか、緊張するね!!」

「この仕事終わったら楓忙しくなるよ。」

「なんで?」

「今もうわんさか依頼来てるから。」





親父が、今日までいれないって言ったらしい。




多分、他の人から今日のこと知られるのが嫌だったんだろうな。






「「おはようございます!!」」

「あは、仲いいね!!」





和と夢はまだ来てなかった。





「KAE、スタンバイしよ。」

「うん。」





別々の部屋に入って、服を着替える。




スーツって…。




これは絶対大人っぽいの撮る気まんまんだな…。





「奏汰くんってホント、メイク要らずだね!」

「そうですか?」

「うん!!」




着替えも髪のセットも終わって出た。




楓ってドレス!?




やべぇ!!




見たい!!絶対イイ!!





しばらくして出てきた楓はやっぱりドレス。





カワイイ〜…。





「楓、そのワンピ似合うね。」

「奏汰カッコイイ〜…。」