幼なじみは俺様彼氏

「詳しく…。」

「はい…。最近和に仕事取られてて…ムカツクから親父通して勝負決めたわけ。で、条件として、お互いの彼女と撮る…。」

「…はぁ…。」

「つまり、楓は和と撮って、俺は和の彼女の夢ってモデルと撮る。…ってこと…。」

「なにそれ…。」

「ごめんな?もしかしたら、超大人っぽいのとか要求されるかも…。親父も謝ってたから…。」




この前の海クンの態度はそういうことか…。




っていうか…。





「奏汰が悩んでたのってそれ?」

「まぁ…。」

「嬉しい!!」

「なにが!?」

「あたしにちゃんと悩んでたこと言ってくれて。」

「はぁ…。」

「奏汰の為なら協力するよ。」





奏汰は驚いた顔をした。




それから、笑顔になった。





「最高!!やっぱ楓最高だわ!!」

「えへへ♪でもあたし、真面目に撮るからね?」

「当たり前。そうやってわざと手ぇ抜かないとこも好き!!」





わかってるから。




奏汰がそうゆうのキライだってこと。





「頑張ってね!!」

「おう!!」

「絶対トップになってね!!」

「おう!!」