幼なじみは俺様彼氏

ご飯を食べたら、すぐファミレスを出た。




奏汰歩くのはやい…。





「奏!!待って!!」

「あ、ごめん…。カラオケ行こっか?」





街中だから、奏汰は表。





でもなんか…怒ってる?






カラオケに入っても、奏汰は歌う気ないみたい。






「奏〜…?あたしなんかした?」

「あ、ごめん。……ファンにヤキモチ…。」





ファンって、さっきあたしのとこに来た?




奏汰もあたしと同じなの?





「妬かないで?あたしも妬かないようにする。」

「楓も妬いてたの?」

「当たり前じゃん。」





あたしだってヤキモチ妬くよ?





「楓、隣おいで?」

「うん。」





隣に座ったら抱きしめてくれた。




やっぱり奏汰だ〜…。




奏汰はあたしを一回離した。





「楓、あのさ。言わなきゃいけないことあって…。」

「なに?」





なんか…一気に嫌な予感…。





「実は、明日の楓の仕事なんだけど…。俺と和の勝負なんです…。」

「は?」




ちょっと日本語が…。




勝負?




和って今トップの?