幼なじみは俺様彼氏

あれ、奏汰?




なんか…固まった?





「雑誌ね…。見たよ。超良かった。」

「ありがと?」

「…告白、断ったんだろ?」

「ん。奏がいるからって。」

「それは良かった。」





あれ?




意外と大丈夫!?





「…で。この俺が終わらせると思ったか!!!?ムカツク!!コクった奴、全員血祭り!!」





大丈夫じゃなかった…。




角!!角が見える!!





「落ち着いて!?」

「俺が学校行けなくなったらコレかよ!!」

「違うって!!あたし余り者だと思われてるんだよ…。」

「違うから…。」





奏汰は少し落ち着いたら、あたしを抱きしめた。





「楓…俺、忙しくて会えないときもあるけど、まぢで好きだから…。」

「わかってるよ。」

「だから、俺から離れていくな。ってか離さないから。」

「そうして?」





奏汰がこうやって抱きしめてくれるから、あたしは彼女だって胸晴れる。





あたしだって奏汰じゃなきゃダメ。




奏汰が好き。