幼なじみは俺様彼氏

◎楓



「うそ!?」

「うわっ、どうしたの楓?ビックリした。」

「神楽…ごめん!!」





今日も朝から奏汰はいなかった。




夜中に話したような気はするけど。




でも、あたしに奏汰の香水の匂いがついてたから寝たことは確か。






その奏汰からメールがきた。




暇なときに打ってくれるんだ!!





今日のメールには、

『楓の仕事の前日休みだから!!遊ぼうな!!』




って。






「神楽!!聞いて!!奏汰休みの日あるって!!」

「良かったね!!うちの洸輔はほぼ休み…。」

「あはは…。」





ドンマイとしか言えないです…。





「有澤さん!!ちょっといい?」

「あ…はい。」





まただー…。



奏汰が忙しくなってから、たまに告白されてた。




でも、昨日あたしが出た雑誌が発売されてからは余計増えちゃった。





あたし余り物だと思われてるのか!?




だから告白とか、超イヤ!!




そんなに軽くないもん!!







「好きなんだけど…。」

「ごめん、奏汰と付き合ってるから…。」





いっつもそうやって断る。