幼なじみは俺様彼氏

夢のせいでイライラする撮影は、俺のボロが出る前に終わらせた。





仕事は多いけど、まだ和が持ってくから少し楽。






今日は11時くらいには家についた。






「ただいま〜。」

「おかえり。ほら、海。ちゃんと謝って!!」

「…おかえり、奏汰…。」

「え、なに!?」






玄関先まで出てきた両親。




なにやら、親父が暗いです。






「ま、まぁ、中で話そうや!!」

「…こわ。」






リビングのテーブルを挟んで、両親と向かい合う。





なに、この状況…。





「か、楓は?」

「寝た。」

「そ…。」





会話が続かない。




本気で怖くなってきた…。





「海!!男でしょ!?さっさと言わなきゃ別れてやる!!」

「は!?言う!!実はさ、楓の次の仕事お前らの勝負だった!!」

「…。は?」






ちょっと唐突で頭が…。





楓の仕事…が、俺らの勝負?






「おい、クソ親父…。ちゃんと説明しろ!」

「勝負内容に足された条件がある。お互いの彼女と撮るって!!聞いたの仕事受ける前だし、楓に指名きたのが嬉しくて確認する前に受けてしまった訳。」