幼なじみは俺様彼氏

◎奏汰



「おはよう、奏汰。」

「おはようございます…。ダメ社長。」




玄関の扉を開けたら、社長の車が停まってた。




目立つんですけど。




こんな朝早くから…。




昨日ビックリすることが発覚。




なくなった仕事は和にとられただけじゃなく、社長が減らしてた。




俺の疲労が心配になったとかいう理由で。





ムダに優しい社長だよ…。




まぁ、だからついていきたくなるんだけど。






「ごめんって〜!!でも和がとったからってなくなるような仕事の数じゃないだろ?」

「ですよね〜…。」






まったく気づいてなかった自分がイヤだ!!





「つか、奏汰マネージャーつけなくていいの?」

「そんなんつけたら四六時中猫かぶりじゃないですか。」

「はは…。」





社長は俺の素を知ってる。





始めてみたときのあの顔はいまだにウケる!!






「そういえば、KAE。いいモデルだって、もう噂らしい。」

「はやっ!!でもさすが俺の彼女!!」





自慢の彼女だ〜!!