幼なじみは俺様彼氏

その時、



「よろしくお願いします…。」





楓が挨拶しながら入ってきた。




…。カワイイ!!





ヤバイです!!




今回楓が撮るのは、UMIプロデュース企画第一段ってことで、雑誌の1ページを1人で撮る。




おいしすぎる仕事。





うまくいけば一瞬で人気が出る。






「奏汰!?」





あ、気づかれた…。





「どうしているの!?」

「楓のデビューだから、来ないわけないよ。」

「奏汰の前とか照れる!!でも嬉しい!!」





普段そんなにしないメイクは、今日はプロにされてる。




スッピンでも楓は超カワイイけど。





「KAEちゃーん!撮るよ!」

「はぁい♪」





馴染むのはやっ!!




楓らしいけど。





始まった撮影。




最初は固かったけど、三枚目あたりからはもうイイ感じ。




すげぇ…。





「…親父!!」

「なに?」

「楓って…超モデル向きの人間じゃん!!」

「だろ?見ろ、もうあんな表情が出来る。」





天才?




俺だってもうちょっと時間かかった…。