幼なじみは俺様彼氏

「だろ?だから超可愛がられてる。ってか親父仕事になると鬼。」

「褒めんなよ。」





誉めてねぇ…。





「そういや、親子関係ってオープンにするか?」

「する。親父のおかげって言われても無視だ。俺はここまで1人で来た。」

「だな!!」





だって俺だって知らなかったし…。




おかげもなにもない。






「あ、そうだ。楓の仕事決まった。」

「いつ?」

「明日。」

「明日!?」





はやすぎ…。




事務所に入ったのは、昨日だぞ!?





「俺プロデュースだぞ?ちんたらやってらんね。」

「わがままなクソジジィだ…。」

「黙れ、ガキ。」





明日か〜。




頑張って見に行ったれ♪





楓がモデル〜!!





カワイイ…絶対カワイイ…。







「名前は?」

「KAE」

「カエ…。」





明日の楓のスタジオとかは親父に聞いた。





多分、楓は恥ずかしがるから。





「不意打ちです♪」

「奏汰来たらイイ顔するだろうな。」

「へぇ?」